額縁は絵を保護するワクです。
中身の絵が主役であるなら、額縁は脇役です。
そんなものの一体どこが面白いんだろう?
誰でもそう思うことでしょう。

絵に無限の自由が在るのなら、額縁に与えられるのは限られたフィールドです。
その限られた中で何ができるだろう。
考えて、作ること。自分にとっては挑戦でもあります。

そして、完成した額縁を人と空間と「わかちあう」こと。 額縁は喜びと楽しさに満ちています。


● 窓であり扉 ●

ただ、何気なくそこに置かれた絵や写真を額縁に入れて壁に掛けたとたん、「あれ?」と思ったことはないでしょうか。
今までなんでもなかったような絵や写真に息が吹き込まれ、その空間に風が生まれてくるのです。
新しい風景が現れる、窓であり扉であるのが額縁のような気がします。


● 誰のものでなく ● 絵は描き手の元を離れても、その作者のものであるけれど、額縁は違います。
絵が入れば額縁は絵のものになるし、飾られる空間のちからが強ければ、その空間に呑み込まれることもあります。
でも、それでいいのです。
額縁は誰のものでもないのですから。

● 分かち合う ● だから、もし、私の作った額縁があなたの元へいったのなら、もう、それは私の額縁ではないのです。
あなたの空間で息吹く、新しい「ガクブチ」になるはずです。
あなたと私、分かち合う喜びです。

神奈川県、横浜市出身
幼き頃から、よく絵を描いていました。

● 額縁との出合い ●(小・中学生の頃)
海外の美術館からやってきた絵画展で、絵よりも凝りに凝った額縁にビビる。

武蔵野美術大学・造形学部・基礎デザイン学科、入学
「絵が大好き」というより、自分のことをよく考えたら、これしか残っていなかった。(消去法で進路決定)

● 額縁の衝撃 ●(大学生の頃)
大学のそばにあった画材屋では、店の主人が額縁を作っていた。
「額縁って手で作れるもんなのね〜」という衝撃を受ける。
なぜなら、それまでは工場でこっそり(?)作られるものだと思っていたから。

って、ちょっと幼すぎじゃないですか。
1歳の誕生日。赤飯、背負わされてます。


再び、旅へ。アジアからヨーロッパを巡る。
(写真はカンボジアにて。紅砂塵にまみれてた日々)

東京から長野へ移住。
旅から戻ったら長野に家が建っていたため。(単純な理由だなあ)

額縁を作りながら、現在にいたっております。
2008年春から1年間、長野・木曽の山奥で「木」を学ぶため木工の学校に。

卒業後、トルコへ遊学。
将来がどうなるとかではなく、ただひたすらトルコでスケッチをしたかった。

● 職人さんとの出会い ●(帰国後)
たくさん学び、たくさん悩み、「もの作り」と正面から向き合っていた時期に東京額縁の職人さんのもとでお世話になりました。
この出会いがなければ「今」は無いといっても過言ではない。


出勤前だというのに、頭もっさーってしてます。

トルコで描きためたスケッチ。
旅上でのさまざまな想いや、一人旅のコツ(?)
トルコからインドへ向かう大陸移動劇の『アツモリまんが』(これはオススメ)
などなど、旅のことをまとめたサイトです。 

お時間ありましたら、ぜひお寄り下さいませ。

アズヲの旅箱


私の作る「ガクブチ」は普通にお店で売られているものとは見た目も違いますし、本来の額縁の役割からは離れているのかもしれません。

別に珍しいものを作りたい、人と違ったものを作りたいと思って、わざとこんなかたちにしてるわけではないのです。

旅をして、音楽を聴いて、人と出会って、見えないものを感じて、そんなたくさんの断片をつなぎ合わせていく作業の中で生まれたかたちなのです。

言葉にならない思いをかたちに表す手段として、一番しっくりきたものが「ガクブチ」だったのです。


● TOP ● 額縁と自分 ● ガクブチ展 ● 販売について ● ガクブチ日記 ●
     
©2008 azuoo All Rights Reserved.
 
     
『アズヲの旅箱』へ TOPページへ 「ガクブチ展」へ 「販売について」へ 「ガクブチ日記」へ